当時、彼はデビューから一年足らずの新人でした。
しかし競輪は新人でも勝てるそうです。
なぜか?
がむしゃらに頑張るから。
しかし経験を重ねていくうちに、全力は出さずに駆け引きで勝とうするようになんだそうです。
つまり、手を抜くことを覚えていく。
一流の選手とそうでない選手の違いはなにか?
一流はどれだけの地位を得たとしても、いつまでもがむしゃらに全力で走るんだそうです。
がむしゃらに頑張る。
見ようによっちゃ、カッコ悪いですよね。
駆け引きで全力を出さずに涼しい顔で勝つ。
見ようによっちゃ、カッコ良いですよね。
でも、カッコ悪い方が勝つんです。
治療も同じです。
技術が未熟なうちは、ただひたすら、がむしゃらに頑張って治療する。
だから、一人終わったあとでもグッタリです。
でも、だからこそ、腕は未熟でも効果がでるんです。
しかしこのまま何十年も仕事していくのは体が持ちません。
経験を重ねていって、無駄に力が入っているところをそぎ落としていく必要があります。
良い治療家は、余分な力が入っていないものです。
それができるようになると、一日十人治療しようが、ちっとも疲れません。
これは手抜きではありません。
しかし、「そこは抜いたらアカンやろ?」 っていうところを抜き出したら凋落の一途を辿るでしょう。
そう、
楽して稼ぎたいと思った瞬間から。
自分は「手抜き」をしていないか?
チェックするのは自分しかいません。
自分が好きでやってる仕事。
そしてそれを頼ってきてくれる患者さん。
どちらも絶対に裏切りたくないですよね。
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